簡単炊飯、山元醸造の美味しいおこわ

水を加えて炊くだけ、本格的「おこわ」

車中泊ほかアウトドアの生活では水の確保はもちろん、汚水、排水の処理などに非常に気を遣います。
キャンピングカーには汚水タンクが設置されていますが、タンクの容量には限りがありますしブラックタンクはもとより、多くの施設ではグレータンク内の汚水も勝手に捨てることは禁止されていて、施設以外でもその辺で安易に処理することは、キャンプおよび車中泊愛好者のマナーの観点からも絶対に避けたく、そう考えると飲料水の消費量や汚水の排出量を減らすことは一筋縄ではいかない問題です。
そんな問題を解決する手段の一つが無洗米の利用です。

数多い山元醸造さんの製品の中で、今回ご紹介するのは無洗米おこわです。
私の生まれ故郷、富山県にある「山元（やまげん）醸造」は、地元の美味しい水を始め、富山県ならではの豊かな自然の恵みを生かした食品を製造している、安永元年（1772年）創業の歴史ある醸造メーカーです。

ご存じと思いますが、無洗米とはお米を研ぎ洗いしなくても、水を加えるだけで炊飯できるように工場で加工したお米です。
無洗米は工場でぬか臭さの原因である「肌ぬか」も取り除くため研ぎ洗いの必要が無く、とぎ汁は発生しません。

山元さんの無洗米おこわには、「赤飯おこわ」「山菜たけのこおこわ」「豆入り栗おこわ」「鰤おこわ」があり、各2合入りで2〜3人分の量となります。

今回は山菜おこわを作ってみました。
パッケージを開けると以下の様に、「具材」「お米」「調味液」に分かれています。

炊飯という調理法は、お米をとぎ洗いする手間を省くだけで、とっても簡単、便利になります。
水を入れて炊飯器のスイッチを入れるだけと言う事は、大げさに言うなら、お湯を注ぐだけのカップ麺と同じくらい手軽なのです。
たったこれだけの手間で、国産米100％使用した腹持ちの良い本格的な美味しいおこわが出来上がります。
また、キャンプなどでダッチオーブンなどを使い直火で炊き上げるとおこげもしっかりできるので、さらに美味しくなります。
とぎ洗いしなくて良いと言うことは、水が冷たい時期は特にありがたく感じますし、水のストックが少ないときも本当に重宝します。

調理するにあたり、水の消費量が少なくて済むと言う事は、飲料水の入手が困難となってしまう災害時の非常食としてもお勧めできると思います。

ぶりおこわは、味付けされた大きなぶりの切り身が入っています。
魚の臭みが苦手な方は、お酒をひと振り入れ、ぶりの切り身は入れずに煮汁のみを入れ、炊き上がったらぶりを入れてほぐす事で臭みが和らぎます。

山元さんの無洗米おこわ、は調理が簡単で美味しい本格的なおこわが楽しめるので自宅はもちろん、キャンピングカーの中にも何種類か常備しています。

甘いお醤油

醸造の名が付く通り、山元醸造さんのメインの製品はお醤油やお味噌です。

その中でも特に特徴的なのは甘口醤油です。
甘いお醤油？
知らない人は想像がつかないと思いますが、この醤油の甘さは砂糖などを使った砂糖醤油のような甘さではなく、旨味から来る甘さで、これがまた富山湾で水揚げされる魚に実によく合うのです。

私にとって富山県名産の鱒の寿司を山元さんの甘口醤油で戴くのが何よりのごちそうです。

また、日本人の誰もが好きな簡単レシピに「たまごかけご飯」がありますが、山元さんの「たまごにあうお醤油」は、たまごかけご飯の美味しさを2ランク以上アップさせてくれる、超超お勧めのお醤油です。
こちらは手のひらサイズのボトル入りなので、簡単にラッピングしてキャンピングカーのイベントなどでお友達になった方に進呈したりしています。