銀河もみじキャンプ場

銀河もみじキャンプ場

2020年8月13日〜15日にかけて銀河もみじキャンプ場へ出かけました。
私は暑いのがかなり苦手なんです。
今年は特に暑いので、なんとか涼しい高地へ行きたく去年涼しい思いをした信州まで来ました。
今回の目的地は片道4時間30分程の所にある「銀河もみじキャンプ場」です。
星がとてもきれいに見える所だそうで、日本一の星空を売りにしているキャンプ場です。

車での移動がかなり苦手な愛猫の虎次郎君は軽く酔ってしまったようで、奥さんの膝の上でおとなしくしていました。
いつも最初からそうすれば酔うことはないはずなのですが、そこは自由気ままなニャンコ。
自由に自分の居たい場所で過ごすのですが、結局はいつも奥さんの膝になります。

自宅からキャンプ場まではかなりの距離があるので、例によって前日(8月12日)の夜に出発して、キャンプ場近くの「道の駅信州平谷」で車中泊します。

ここは駐車場も広く温泉施設が充実しているのでとても利用者が多く、車中泊をするような遅い時間帯は十分なスペースはありますが、休日の日中ともなれば駐車場はほぼ満車になります。
明け方は18℃まで気温が下がりました。
また、ピークは過ぎたもののペルセウス流星群の流れ星が数個観測できました。

ここからキャンプ場まではすぐです。
キャンプ場入り口を左手に見て少し行ったところに「高原の味みはらし」と言う地元のトウモロコシ直売所があったのでチェックイン前に足を伸ばしトウモロコシを購入、これは今夜の食卓に。
ここでは生のトウモロコシと、茹でた後冷やした「冷やしトウモロコシ」に「焼きトウモロコシ」が買えます。
店内で、食事もできるようです。

チェックインには少し早かったのですが、早めに駐車場に行きます。
ここは国道153号線沿いの入り口からキャンプ場まで5分以内とアクセスはとても良い感じです。
残念ながらアーリーチェックインはやっていないようなのですが、施設利用料として一人500円払う事で駐車場に車を停めることと、場内の施設に立ち入ることができるようになります。

このキャンプ場はアブがやや多く、駐車場に到着すると何匹もAMITYに体当たりしてきます。
アブは人に止まって噛みつく吸血昆虫です。
同じ吸血昆虫にブユ(ブヨ、ブト)がいますが、ブユのように噛まれると猛烈な痒みに悩まされる様なことはありませんが、羽音が大きいし何より容姿が巨大化したハエのようでとても不快な昆虫です。

指定の利用料を支払って車内で軽く昼食を済ませたあと、キャンプ場内を散策してチェックインまで時間を潰します。
このキャンプ場、なかなか設備が整っていますが、利用料金はかなり高めの設定です。
もちろん、キャンプシーズンなので割高にするのはわからなくもないのですが、高めの価格設定とは別に施設利用料が1日当たり500円の人数分かかってしまいます。
高規格キャンプ場と言うほどの設備でもないし・・・
悪くはありませんがかなりの割高感を感じてしまうのは私だけでしょうか?

時間を潰した後、チェックインを済ませて滞在の準備です。

今回利用した区画サイトは、とても広い「りゅう座のNo.2」で、キャンピングカー1台とスノーピークのメッシュシェルターでの利用でしたが、さらに大型のタープひと張りは余裕で行けます。

出典、銀河もみじキャンプ場

ネット上のレビューでここは虫が多いとありましたが、もっともっと虫が多い場所でのキャンプを経験してる身としては、アブを除けば拍子抜けするくらい虫はいませんでした。
あと、ブユ(ブヨ、ブト)がいるとの情報もあったため、こちらはかなり用心したためか被害はありませんでした。
代わりに「ヌカカ」と思しき刺されると蚊より強めの痒みがある虫がいるようで、奥さんが数カ所やられました。
また、ヤマビルがいるとの情報も一部ありましたが、幸い遭遇する事はありませんでした。
ヤマビルってどうなんでしょ?噛まれると痛いのか?痒くなるのか?その後ばい菌が入るのか?
まだ被害に遭ったことがないのでわかりませんが、私の屋外で遭遇したくない生物ランキングの上位に入ります。もちろん、AMITY内にはまだ使ったことはありませんがヤマビルの忌避剤を常備しています。

二日目

避暑ときれいな星空を見たくてこのキャンプ場を選んだのですが、暑い、とにかく暑いんです。
標高1,000mほどの高地なんですが期待に反して日中はひたすら暑いのです。
こんなはずではなかったのです。
下界の皆さんが暑さでヒーヒー言ってるところ、涼しく過ごすはずでしたが、暑いのです。

また、やはりアブがブンブン飛んでいます。
大群ではありませんが、なかなかの数です。
大きな羽音が聞こえあちこちに止まっています。
そこで秘密兵器「おにやんま君」の登場です。
おにやんま君とは、昆虫界の食物連鎖の頂点にいるオニヤンマを模したフィギュアを吊しておけば
捕食されるのを恐れて虫が寄ってこないと言う考えから生まれた虫除けグッズです。
さてさて効果のほどは?

写真に撮り忘れたのですが、アブ、余裕でオーニングの裏で休憩しています。
「おい!アブよ、おにやんま君が見えないのか?」「効果無し」って思いかけたのですが、考えてみると受け付け前の駐車場にアミティを停めた途端に、何匹も何匹も体当たりしてきたアブなのですが、よく見ると今は2匹ほど止まっているだけで、他に羽音すら聞こえません。
人間の世界と同じようにアブにも油断だらけの緊張感のない個体がいて、それが今アミティに寄ってきてる2匹なのかもしれません。
ひょっとしてこれって効き目が出てるのかもしれませんが、効いていると言う感じにはほど遠いと言うのが正直な感想ですし、むしろ効果が無いと言えばその通りという感じです。

ブユ(ブヨ・ブト)もいるとの情報を得てたので、刺されるとアレルギーが出て大変なことになっちゃう私は、ブユにも効果がある成分の入って虫除けを塗り、夏なのに厚手のタイツをズボンの下に履いてひたすら用心していました。
そのおかげで、私はブユの被害に遭わずにすみました。
奥さんはブユではなくヌカカに2カ所ほどやられたみたいですが…

さてこの暑さ、近所でなんとかならんもんか?
キャンプ場には小川が流れてるようなのですが、アレルギー持ちの私はアブとブユに刺されるのが怖くて川遊びする度胸がありません。

で、Google MAPとひたすらにらめっこ。
見つけました。
ここより500mほど高い場所です。
道は細そうですが、航空写真に写ってる自動車を参考にしても、なんとかアミティで行けそうです。1500mまで登ればもう少し涼しいでしょう。

テレビ番組「ぽつんと一軒家」でスタッフさんが登るみたいな道を登ります。
道は細いものの舗装されていて、ところどころすれ違いができる場所があるのがせめてもの救いです。
こんな道を10分ほど登ったでしょうか?
道が開け、終点の4~5台の車が止められそうな場所に到着、すでに2台の乗用車が停まっています。

みなさんここを起点に山歩きするようです。
ドアを開けるとひんやりとした爽やかな風が肌を撫でて…
いきません
暑い
全然涼しくない。
もう、どこに行っても暑いようです。
ドローンを上空に上げて少しだけ周りを撮ったあと、とっとと下りちゃいました。
それでも、昨日もそうでしたが夜になると気温は17度台まで下がってくれて、快適にぐっすり眠れました。
もしかしたら、ここは標高こそ1,000mあるものの、さらに高い山に囲まれた盆地なのかもしれません。
だとしたら日中暑くて夜間は涼しいというのも頷けます。

虎次郎クンも少々バテ気味

不思議と蚊はいないようで、蚊取り線香や虫除けを使わなくても刺される事はありませんでした。
また、確かに星もよく見えました。
前日はペルセウス座流星群の残りの流れ星が、そして今回は自動追尾機能の付いた望遠鏡も持っていったので、木星の横に並んでる土星に照準を合わせ、写真はありませんが無事土星の輪っかも観測できました。
土星の公転周期の関係もあるのですが、40年前に浜名湖ユースホステルで見せてもらった土星を、再び見ることが出来たことが感慨深かく思いました。

ただ、正直言ってここよりもっともっと星がきれいに見える場所を知っていますから、日本一はちょっと盛りすぎかもしれません。

それから、お隣のサイトで過ごされてたご家族、なかなかの高級車にこれまた高級なキャンプ用品をオシャレに展開していましたが、星が見えることが売りのキャンプ場で、非常に明るいLEDライトを煌々と一晩中点灯させ続けた上、焚き火台にも薪を満載してガンガン燃えてる状態で就寝されていましたが、これってどうなんでしょうかねぇ。

常夜灯は仕方がないにしても、私たち同様に星が見えるのを楽しみにしている人も多いはずなので、周囲が明るいと見える星の数も少なくなってしまいます。せめて光量は落として欲しいし、何より焚き火台の薪が満載でガンガン火が燃えた状態で就寝ってさすがにアウトだと思うのですが・・・。

3日目

今日は帰る日です。
出かけるまではなかなか時間が経たないのですが、いったん出かけてしまうとあっという間に時間が過ぎて帰る日を迎えてしまいます。

一時間半ほどで片付けを済ませてキャンプ場を後にします。
いつもはだいたい来た道と同じ道を帰る場合が多いのですが、今日は少し遠回りの浜名湖経由で帰ってみようって事でハンドルを南に向けます。
浜名湖は40年ほど前に自転車でテント泊しながら中部地方を一周した時に、湖畔にあった「浜名湖ユースホステル」で一泊しています。

残念ながらそのユースホステルはもうありませんが、昔訪れた土地に寄ってみたくなったのです。
「浜名湖ユースホステル」はとても大きな宿泊施設で、ホールには1本100万円のスピーカーが置かれていて、大好きだったクラシック「チャイコフスキーの交響曲五番」を聴かせてもらった記憶があります。

浜名湖目指してひたすら南下しますが相変わらず猛烈な暑さです。
浜松に入ってしばら走っていると、路肩にある温度計が40度を示していますが、温度計が地面の輻射熱を誤感知してるんだろうって思っていましたが、外に出るとクラクラするほどの暑さです。
(帰宅後、実際に40度あったって事を夜のニュースで知りました。40度の気温なんて初体験です。)

途中、夜のお菓子で有名なうなぎパイの工場「うなぎパイファクトリー」に寄ったのですが、とにかく暑くて暑くて、エンジンを切ったアミティに虎次郎君を残してじっくりと工場見学はさすがに危険な気がしたので、お土産だけを買って滞在時間も10分そこそこでひきあげました。
やはり、キャンピングカーにも停車中に居住スペースを冷やすためのエアコンは必要なのか?

ここではうなぎパイをトッピングしたアイスクリームが買えます。

うなぎパイの春華堂工場を後にして、本当は天竜川河川敷と愛知県の幡豆郡にも寄りたかったのですが、本当にたまらない暑さなので、残念ながら今回はとっとと帰ることにしました。

浜名湖も天竜川河川敷も幡豆郡も自転車旅行した思い出の地なので、ちょっと懐かしんでみたかったのですがこの酷暑で断念です。

浜松北インターから高速に乗って少し走ったところで、アミティの走行距離が8,000kmとなりました。
納車されてほぼ1年で8,000km。
一般的に普通車は1年で10,000㎞と言いますから、なかなかのペースです。
もちろん私らよりもっともっと走り回っている人も少なくはないと思いますが。

これからも頼むよ、AMITYちゃん。

最後までお読みいただきありがとうございました。
次は「能登半島一周1/3」です。

独断によるこのキャンプ場の評価

アクセスのしやすさ★★★★★
各サイトの広さ★★★★★
施設の充実度★★★★ー
トイレの綺麗さ★★★★★
自然の豊かさ★★★★★
ストパフォーマンス★ーーーー
総合評価★★★★ー

銀河もみじキャンプ場

住所長野県下伊那郡阿智村浪合1771-1
電話番号0265-48-6058(平日10時~15時)
営業期間4月上旬~11月下旬(要確認)
定休日毎週水曜日。その他台風などの気象条件にの悪化により、閉場する場合あり。
料金サイトにより様々に分けられているので、キャンプ場のHPにて確認

うなぎパイファクトリー

住所静岡県浜松市西区大久保町748−51
電話番号0534-82-1765
営業時間通年 10時00分~17時30分
URLhttps://www.unagipai-factory.jp/

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