サン・ビレッジ曽爾
奈良県にあるコテージ、バンガロー、キャンプ場の充実した施設があるサン・ビレッジ曽爾へ行ってきました。
ここは我が家から車で２時間ほど、三重県寄りの奈良県の山中にあります。
昨年の秋に、ここからほど近い「道の駅本街道御杖」へ出かけた時の素晴らしいロケーションが忘れられず、現地でキャンプ場を探したところここを見つけて再訪したいと思っていた場所です。
私たちの旅行によくあるパターン、雨の中の出発です。
また、同じく降る雨が続くことが無いのも私たちの旅行のパターンなので、それほど心配せずに出かけます。
普通に高速を使えば２時間ほどで現地に到着するのですが、下道を多用して少々寄り道をしたので３時間ほどかかりました。
まだ緊急事態宣言下ですが、二日後には解除されることが決まっているせいか、車の量はかなり多くあちこちで軽い渋滞が発生していました。
おそらく中途半端で計画性がなく、行き当たりばったりで専門家の意見を聞くこともせず、主観的な政府のコロナ対策に、多くの国民はもううんざりなのでしょう。
もちろん私もそういう思いを持っているひとりです。
アブとブユに注意
今回の目的地は事前にブユが多い事は調べてあるので対策と覚悟はできています。
しかも、ブユが大好きなジメジメした天気なので緊張感も高まります。
最初に出迎えてくれたのはブユでは無くアブです。
アブが多いところでは毎度の事ながら何匹もAMITYに体当たりしてきます。
避けずに車に体当たりするアブって、バカなのでしょうか？
余談ですがアブと言えば小学生の頃、ヒスイが採れることで有名な新潟県の姫川という川へ、父と一緒に石拾いに出かけた時、ものすごいアブの大群に遭遇し、炎天下の中かなりの長時間車の中で1人で避難していた記憶があります。
真夏にも関わらず車のエンジンは切られていたので車内はものすごい暑さ、わずかでも窓を開けるとそこからアブが侵入してくるので開ける事が出来ません。
よく熱中症で死ななかったなぁと思います。
お天気が良いときや、連泊するときは滞在用のメッシュシェルターを設営するのですが、今回はオーニングとオーニング用サイドタープで済ませます。小雨がまだ残る中ゆっくりとそれらを設置します。
30分ほどで準備を終えたので、キャンプ場内を散策します。
洗い場付近でこんな看板を見つけました。
「このドラム缶は、ドラム缶です」
実は黒文字の間に赤い文字で「残り炭の廃棄専用の」と書いてあるのですが、紫外線の影響で赤い文字だけが薄く見えづらくなっているだけなのですが、笑っちゃいました。
洗い場やコインランドリー、男女別施設のシャワールームにお手洗い、全てがとてもきれいに手入れされています。
キャンプサイトからは、国の天然記念物に指定されている鎧岳と兜岳も見えます。
晴れていたらもっときれいに見えたと思います、残念。
キャンプ場の各サイトは決して狭くはないのですが、大型のテントや大型のタープをガイロープをしっかり張ってきっちりと設営するにはちょっと手狭なのが残念。
また、隣のサイトとの仕切りが甘いのも気になります。夜遅くまで大きな物音を立てるようなマナーの悪い人が隣だと、快適に過ごすことは難しくなるかもしれません。
夏至が近いのでそれなりの時間なのに辺りはまだかなり明るい中、夕食にします。
まだ雨が小ぶりなのと、ブユの被害を避けるために調理も食事も車内ですませます。
今日のメニューは、フライパンで炒め、ミートプレスで焦げ目を付けた焼きそば用の麺の上に、レトルトの中華丼の具材をかけただけの「簡単あんかけそば」です。
臭いや煙が出ず、油跳ねもほとんど無いので車内に臭いが付いたり汚すことはありません。
食事を終えた後、お風呂に行きます。
ここから車で10分ほどの所に温泉があるようですが、AMITYはオーニングとサイドタープのため移動できないので管理棟にある入浴施設を利用します。
こちらもとても清潔に保たれていて気持ちよく使えました。
また、管理棟の売店の品揃えもなかなか充実しているのも嬉しいです。
雨は一晩中降ったりやんだりと言う感じでしたが、翌朝には上がりました。
蒸し暑い時期にもかかわらず、高原だったことも幸いして涼しく快適に過ごすことが出来ました。
カラッと晴れるような天気で無いのが残念です。
早めに撤収してキャンプ場をあとにします。
今回はブユの被害はゼロでした。
このキャンプ場を動画でも紹介していますので、よろしければご覧ください。
施設情報（情報はキャンプサイトのみ）
| 住所 | 奈良県宇陀郡曽爾村大字今井911-1 |
| 電話番号 | 0745-94-2619（受付時間10:00〜17:00） |
| 受付期間 | 電話の場合は、利用月の3カ月前の1日より インターネット場合は、利用月の3ヶ月前の毎月2日午前0時より |
| 決済方法 | 現金・クレジットカード決済（VISA・MASTER） ネット予約はクレジットカード |
| キャンセル料 | 利用日から1週間前までは無料 1週間前から前々日50％ 前日及び当日100％ ※メールでのキャンセルは不可 ネット予約の場合はネットから 電話の場合は電話から |
| テントサイト | Aサイト：4,200円〜 電源あり（20A、有料600円) 8区画芝生サイト（90㎡～100㎡） 3区画分（300㎡）のグループサイト1区画あり（13,000円、電源使用料込み） 乗用車乗り入れ可 ペット不可 管理棟に近い 眺望が良い Bサイト：4,200円〜 電源あり（15A、有料600円) 9区画芝生サイト（90㎡～100㎡） 乗用車乗り入れ可 ペット不可 眺望が良い Cサイト：4,200円〜 電源あり（15A、有料600円) 9区画芝生サイト（90㎡～100㎡） 乗用車乗り入れ可 ペット可（Cサイトに限る） バーベキュー棟、テニスコートに近い |
| 設備 | 給湯器1台：無料 ガスコンロ2台：無料 温水シャワー：男女各2 コインランドリー 自動販売機 |
独断によるこのキャンプ場の評価
| アクセスのしやすさ | ★★★★ー |
| 各サイトの広さ | ★★★ーー |
| 施設の充実度 | ★★★★★ |
| トイレの綺麗さ | ★★★★★ |
| 自然の豊かさ | ★★★★★ |
| コストパフォーマンス | ★★★★★ |
| 総合評価 | ★★★★★ |
周辺施設
お亀の湯
| 住所 | 奈良県宇陀郡曽爾村大字太良路830番地 |
| 電話 | 0745-98-2615 |
| 営業時間 | 通常：4/1～11/30 11時→21時【最終受付20時】 冬期：12/1～3/31 朝11時→20時30分【最終受付19時30分】 |
| 料金 | 大人（中学生以上）750円 子供子供（3歳〜小学生）450円 |
赤目四十八滝
昨夜のうちに帰路を検討した結果、このキャンプ場そばの県道784号線赤目掛線で山中を走り「赤目四十八滝」を目指します。
道幅がやや細めの道路ですが、GoogleさんのStreetViewで調べるとAMITYなら通れそうです。
道の横をきれいな清流が流れています。
あとで知ったことですが、この清流は最終的に赤目四十八滝に繋がっているようです。
全くと言って良いくらい車や人が通らないひっそりとした道で、自転車でのトレーニングに向いているようで何台もの自転車とすれ違いました。
また、かなりの間、携帯電話は圏外表示となるので注意は必要です。
小一時間走ると赤目四十八滝の近くに到着、ここらの民間の駐車場にAMITYを停めます。
最初に見かけた駐車場から実際の入り口までいくつも駐車場があり、その料金はまちまちで「本日500円」とか「本日800円」と表示されていますが、おそらく観光客が多くなると値段はもっと上がると思われます。また、滝の入り口に近づくほど高くなる傾向があるようです。
500円のお安い駐車場にAMITYを停めますが、係員がAMITYが大きいからと言う理由で料金はそのまま、駐車位置を100ｍほど先の広い滝に近い場所へ誘導してくれました。「ラッキー！」
いくつかの駐車場や土産物屋さんの前を通った先に滝への入り口があります。
赤目四十八滝の四十八というのは滝の数では無く、たくさんの滝があると言う意味のようです。
駐車場から3〜4分歩くと赤目四十八滝への入り口が見えてきます。
入り口から一番奥までかかる時間はおよそ90分、往復で3時間となります。
さすがに3時間かけるだけの時間的余裕は無いので、適度なところで引き返すことにしました。
このように大小様々な滝が次々に現れてきます。
野鳥がたくさん囀っており、非常に涼しくマイナスイオンいっぱいって感じで爽やかな気持ちになります。
カワセミなども見られるようで、野鳥を狙ったカメラ愛好家も何人も見かけました。
紅葉シーズンの素晴らしさが容易に想像できる場所です。
今回は時間の関係で3分の一で折り返し、終点までいけませんでしたが次来るときは是非終点まで散策してみたいと思います。
施設情報
| 住所 | 三重県名張市赤目町長坂861-1 |
| 電話番号 | 0595-63-3004 |
| 営業時間 | 夏季営業時間(4月1日～11月30日) 8:30 am ～ 5:00 pm 冬季営業時間(12月1日～3月31日) 9:00 am ～ 4:30 pm |
| 入山料 | 大人500円、小人（小、中学生）250円 団体割引などあり |
| 入山料について | 入山料（日本サンショウウオセンター入場料）は 渓谷内の環境保全、清掃、安全管理の目的で徴収しています。 皆様のご理解・ご協力をお願い致します。 |
| 駐車場 | 近隣の民間施設に駐車 1日500円〜 |
| 特筆する注意事項 | 渓谷内は外灯がありません。 |
最後までお読みいただきありがとうございました。
次は「高ソメキャンプ場再び」です。
独断によるこの施設の評価
| アクセスのしやすさ | ★★★★ー |
| 駐車場の広さ | ★★★★★ |
| 施設の充実度 | ★★★ーー |
| トイレの綺麗さ | ★★★★ー |
| 自然の豊かさ | ★★★★★ |
| コストパフォーマンス | ★★★★★ |
| 総合評価 | ★★★★★ |
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