高ソメキャンプ場

2019年10月19日
AIMIX南乗鞍オートキャンプ場に続き、長野県松本市にある高ソメキャンプ場に3泊4日の予定で出かけました。
遠方へ出かけるときは、1泊ではあまりにももったいなく慌ただしいので、可能な限り連泊が良いと思います。
今回は名神高速道路小牧ジャンクションから中央道を経由し中津川インターで一般道に、その後国道19号線を経て薮原から県道26号線を走る片道約350キロの行程です。
前回の長距離移動でキャンピングカーの運転にもかなり慣れましたし、前回とは違い全行程は道路事情が良く走りにくい細い道も無いので特に不安はありませんでした。

私は海と山に囲まれた自然豊かな富山県で生まれ育っており、幼い頃は飛騨高山や信州長野へ両親に連れられてよく出かけましたので、その土地の素晴らしさはそれなりに知っていました(富山もとても素晴らしいですよ)。
奥さんも信州の良さは知っており、前回でも書きましたが二人とも本当に信州が大好きです。
なので、今回も信州に出かけることにしました。
白樺の木々に囲まれた広大な100ものサイトを誇る美しいキャンプ場、高ソメキャンプ場です。

季節は10月後半、標高は1,200mで夜間はそれなりに冷えることが予想できるので、防寒対策は必須です。

今回は奥さんの仕事の関係で前夜では無く当日の朝の出発です。
前夜の出発は時間を効率よく使うにはとても有効なのですが、夜間走行のため景色を楽しめないと言う欠点もあります。特に山々の稜線や河川の景色がきれいな信州を走るときは夜間走るとちょっと損した気分になると思います。
前回も走った中津川あたりから木曽川沿いの国道19号線はやはり景色が良くとても気持ちよく走れます。しかも、この道路は交通量はさほど多くなくアップダウンも緩やか、道幅も充分広い上信号が少ないので大きくて燃費があまり良くないキャンピングカーにはうれしい道路なんです。

国道沿いはガソリンスタンドは少なめですので、見かけたら燃料補給しておいた方が良いでしょう。
ここの場合、中津川ICを降りたそばに2件セルフのガソリンスタンドが並んでいますが、エネオスの方が価格もお安いのでお勧めです。
信州に限らず比較的山奥ではガソリンスタンドが極端に少なかったり、あっても廃業していたりする場合が少なくありません。また、休日は休業というスタンドも珍しくないので余裕をもった燃料補給はガス欠のリスクを減らしてくれます。
中津川ICから高ソメキャンプ場までは約120キロ、2時間半ほどです。

前回同様、中津川周辺のスーパーマーケットで食料品を補充しておきます。
やはり、山奥のキャンプ場へ向かう場合は大きなスーパーマーケットを見つけた時点で必要な物を補充するのが良いと思います、現地の近くで買おうと思ってもスーパーマーケットが無かったり、情報が古くて廃業している場合もありますからね。

快調に走行してキャンプ場到着後、受付を済ませてサイトに入り準備開始。
やはり白樺の木々に囲まれた本当にきれいなキャンプ場です。
ところが、奥さんのパワーなのかものすごい土砂降りです。キャンプ場に近づくに従って、雨模様に変わってきてはいたのですが、ここまでの土砂降りになるとは思いませんでした。
ですが、そこはキャンピングカー。最悪滞在中の生活はすべて車の中で完結できるので、コーヒーを飲みながらのんびりと雨が上がるのを待ちます。
このキャンプ場は前回のアイミックス自然村南乗鞍オートキャンプ場と比べ、虫はほとんどいません。
何が違うのでしょうかね。

霧に包まれた雨上がりのキャンプ場

我が家は気温が低いときのメニューは、簡単で美味しくて体が温まるお鍋が定番です。
食材は出先のスーパーの方が新鮮な物がお安く手に入る場合が多いですね。
管理棟は白樺の薪やらアイスクリームやら冷凍肉やら、豊富とは行かないまでもなかなかの品揃えです。

釣りが楽しめる大きな池、テント泊ではなく奥のバンガローを使うことも可能

私は釣りはやらないのですが、管理棟そばの大きな池では釣りを楽しむこともできます。
イワナなどの川魚が釣れるようで、レンタルの竿や餌も販売しています。
釣った魚は有料ですが、自分で料理していただくこともできます。
本当に自然に囲まれていて、自然の中で楽しく過ごすことができるように作られた素晴らしいキャンプ場です。
ただ、山奥だけに熊が出没する可能性があるようで受付時に熊よけのベルを渡されました。
滞在中は身につけておいた方が良さそうです。
夕食を済ませシャワーを浴びて就寝です。

気温が低く、前日の雨で湿度が上がったせいかキャンプ場の朝は霧に包まれ幻想的な雰囲気になっていました。

いかにも山の朝って言う感じです

見所の多い信州、今日は新穂高ロープーウエイまで足を伸ばします。

キャンプ場からは片道約50キロ1時間ちょっとの道のりです。
コースの途中には奥飛騨温泉郷もあるので、帰りに暖まってくる予定でした。

標高1,117mの新穂高温泉駅から途中にあるしらかば平駅を経て2,156mの西穂高口駅まで約1,000mの標高差を二階建てのロープーウエイで一気に上昇します。

山頂の天候が気になる雲行き
晴れ間から雄大な景色を堪能できました

西穂高口駅から見える360°のパノラマは圧巻です。
高地に慣れていない人が一気に2,000mを超える場所に行ってしまうと、心臓の鼓動が早くなったり軽くふらつく症状が出る軽度の高山病になる場合があります。その話を奥さんにしていたら、どうもその症状が出ているとのこと。
お腹が空いたというので食欲はあるから心配は無さそうですが、早めに降りることにします。
空腹を紛らわすために何かお腹に入れようと思いましたが、売店も食堂もかなり高い価格設定となっています。
AMITYで少し走ればスーパーマーケットがあるので、ここは我慢です。

私たちが観光している間、愛猫の虎次郎クンはAMITYの中でお留守番です。
キャンピングカーの居住スペースは高い断熱処理がされているので、窓を締め切った真夏の炎天下で無い限り、お留守番させても大丈夫なんです。これもキャンピングカーならではです。
往路での駐車場待ちとロープーウエイがかなり混み合っていて、予想以上に時間を取られてしまったので帰路に予定していた温泉郷での入浴は残念ですが中止としました。

帰り道、途中のAコープで軽食を購入してお腹を満たします。
周辺にはニュートリノの観測施設である神岡宇宙素粒子研究施設がありそれらについてもわかりやすく学べる道の駅スカイドーム神岡、そして真夏でも中は涼しい飛騨大鍾乳洞など見所がたくさんあり、時間があるなら足を伸ばしたいですね。

急いで帰ったのですが、キャンプ場に戻れたのはあたりが暗くなりかけてからです。
食事はAコープで買った物で簡単に済ませます。
明朝も観光する予定だったのですが、急遽奥さんの仕事がらみで帰らなくてはいけなくなりました。
残念ですが、予定を一日早めて帰ることにします。奥さん凹んでいましたがまた来ればいいんです。

そんなこんなで、今回の旅行も快適で楽しく過ごすことができました。
やっぱりキャンピングカー買って大正解でした。

高ソメキャンプ場情報

住所長野県松本市奈川2120-1
電話番号0263−79−2919(9:00〜17:00)
営業期間4月中旬〜11月上旬(繁忙期を除く毎週水曜日定休)
(夏季 7月15日より 8月31日までは無休)
利用料
(サイト料は不要)
大人(中学生以上)1泊1,570円
子供(3歳以上小学生以下)1泊520円
電源設備設備の不具合により回復のめどが立たずキャンプサイトの電源は利用不可。
モバイルバッテリー、携帯電話などの充電は受付にて対応してもらえます。
サニタリー設備など  シャワー(3分100円)
洗濯機(40分300円)
乾燥機(30分400円)
冷凍・冷蔵庫(管理棟前に設置 1泊100円)
近隣の温泉施設「ウッディ・もっく」がキャンプ場利用のレシートで割引
販売商品木炭、薪、着火剤、塩、コショウ、油、しょうゆ、カップラーメン、
スナック菓子、アイス
ジュース類(自販機)、缶ビール、チューハイ、ガスカートリッジ、
ホワイトガソリン、洗濯洗剤、ボディーソープ、紙皿、ラップ、
割りばしなど(在庫切れの場合があります)
ペット
注意点一番近くのスーパーまで車で30分かかるため、事前に食材の準備は必須。
春、秋は、しっかりとした防寒着が必須。
夏場、日中は暖かいが、夜間は薄手の上着の準備を。

独断によるこのキャンプ場の評価

アクセスのしやすさ★★★ーー
各サイトの広さ★★★★ー
施設の充実度★★★★
トイレの綺麗さ★★★ーー
自然の豊かさ★★★★★
コストパフォーマンス★★★★
総合評価★★★★

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は近江は「白浜荘オートキャンプ場」です。

コメント