若杉高原おおやキャンプ場

いつも予約がいっぱいの若杉高原おおやキャンプ場

多くの自然が大好きな方がそうであるように、私も夜空の星を見るのが大好きです。
昔はもっともっとたくさんの星が見えたのでしょうが、近視に加え年齢を重ねて目が暗くなってしまった今は、おそらく幼い頃の半分も見えていないのではないでしょうか。

また、人口が多い土地ではあふれかえった強い光のせいで、夜空が明るくなってしまいこれも見える星の数が減っている原因だと言われています。

その証拠に、光が極端に少ない場所で夜空を見上げると街中では見られなかった多くの星が見えます。空気の層が薄い高地へ出かけるとさらに多くの星が見えます。

若杉高原おおやキャンプ場は標高が700mほどの山中にあるので、平野部と比べてかなり多くの星を見ることができます。
※ちなみに「わかすぎこうげん」ではなく「わかすこうげん」と読むそうです。
この高度なら目の悪い私でも、晴れたら余裕で(と言っても眼鏡は必須ですが)天の川を確認することができます。
そのせいかどうかはわかりませんが、このキャンプ場はいつもいっぱいで予約が取りにくいのです。
そんなおおやキャンプ場ですが、なにげに予約状況を確認していると空きがあったので思わず予約をしました。

2020年6月20日のことです。

ここは冬場はスキー場として、それ以外はキャンプ場として運営されています。
キャンプ場の5キロほど手前から一気に高度を稼ぐため、なかなかの急勾配がありわずかな区間ですが部分的にアクセルがベタ踏み状態になるものの、なんとかクリア。
駐車場に到着したらしばらく待たされます。フェイスシールドとマスクをしたスタッフさんより、コロナ感染予防についてかなり細かな案内を受けます。
正直面倒だけど、こればかりはお互いの安全のため仕方がありませんし、きちんと対策をしていると言うことはとても大切なことだと思います。

出典、若杉高原大屋キャンプ場

利用料

レギュラーシーズングッドシーズンベストシーズン
星空キャンプ体験サイト
(+キャンプ宿泊セットレンタル付)
テントの中はペット入室不可
17,600円~/組
4名セット含む
19,800円~/組
4名セット含む
22,000円~/組
4名セット含む
絶景テントサイト[約7×20m]5,500円/組6,600円/組8,800円/組
星空デッキ☆サイト[約6×9m]4,400円/組6,600円/組7,700円/組
こもれびの森サイト[約45㎡]3,300円/組5,500円/組6,600円/組
星空区画サイト[約6×12m]3,300円/組5,500円/組6,600円/組
星空テントサイト2,200円/組3,300円/組4,400円/組
上記の各サイト利用料金に入山料500円/名/泊と
環境整備協力金(ゴミの処分料金を含む)300円/組/泊が加算されます

受け付けを済ませ、キャンプ場に入って最初の感想は「どこもかしこも斜め〜」です。ビックリハウスに入り込んだように、ほとんどのテントが斜めに立っています。水平、もしくはそれに近い場所はとても少ないため、早い者勝ちのようです。
スキー場だから仕方が無いのですが、これだけ傾斜がある状態で寝てたら間違いなく転がっていくと思います。
虎次郎も顔を斜めにして、傾いて立ってるテントを不思議そうに見ています。

私らが予約した「星空区画サイト」はかなり水平に近いのですが、それでも気になるレベルの傾斜があるので、秘密兵器「レベルシステム」を投入して前輪を上げてアミティをなるべく水平に近づけました。

これだけ前輪を上げないと傾斜が気になります

宿泊の準備を終えたあと、標高800mのリフトの終点まで徒歩で登り、下界を写してみました。

傾斜地ばかりなので、テントを張れる場所はかなり限定されてしまいます

ここには野生の鹿がかなりたくさんいるようで、奥さんも来る途中、日中にも関わらず野生の鹿を目撃したようです。
徒歩でてっぺんまで登ってる途中、注意して歩かないと踏んづけちゃうほど大量の鹿のフンがあちこちに散らばっていました。

それから、ここに来てからずっと気になっていたのですが、虫が多いのです。
写真で見えるよりずーっと多いのです。

しかも特定の種類の虫だけで、そこら中その虫だらけです。
食事中もご飯に飛び込み食べちゃいそうになるし、椅子にもとまっててうっかり座るとお尻で踏み潰しちゃいそう。
払っても払っても顔にも頭にもどんどんどんどん、次から次かへときりがありません。
あ〜〜〜鬱陶しい!もうたまりません。
刺したり、噛んだり、臭かったりとそんな虫じゃないのがせめてもの救い
実は私は虫が大嫌いなんです。
キャンプ場のスタッフさんに聞いても「こんなの初めてで僕らも驚いています」とのこと。
おそらく昆虫界によくある、数年に一度の異常発生ってやつでしょう
ランタンに火を入れると、当然虫だらけになるのはランタンの火を見るより明らかなのでそれはやめて、夜はとっととアミティに避難することにしました。
楽しみにしていた夜空もどんよりと曇っててとても見えそうにありません。

日付け変わって6月21日。
今日は朝からとってもいい天気です。
ちなみに昨夜の外の最低気温は12°C台とかなり冷え込みました。

奥さんに、「これが昨日だったら星が見えたのにね」って話したら
「3時ごろ外に出たら満天の星空で天の川も見えたよ」
だって
「なんで起こしてくれなかったの?」の問いに
「よく寝てたから」
はい、私はここ2日ほどほとんど寝ていなかったので、奥さんは気を利かせてくれたのでした。
本当に優しい奥さんです。

総合的に見て、とても気持ちの良いキャンプ場です。
ただ、スキー場なので仕方がないとは言え、私的にはちょっと自然に人の手が加えられすぎてる感が強く感じました。
「虫が嫌いな奴が、何を言う!」
仰せご最もです はい。
でも、個人的にはかなりお勧めできるキャンプ場です。

独断によるこのキャンプ場の評価

アクセスのしやすさ★★ーーー
各サイトの広さ★★★★
施設の充実度★★★★★
トイレの綺麗さ★★★★★
自然の豊かさ★★★★★
コストパフォーマンス★★★ーー
総合評価★★★★

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は「四国で讃岐うどんと兵庫県淡路市、かんぽの宿淡路島」です。

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