キャンプで使う椅子の見直し
見かけほど荷物を積めないキャンピングカー
キャンピングカーは見た目が大きいので積載能力が高そうなのですが、実はでかい図体の多くは居住スペースとして使われているため、それほどガンガン積める車ではありません。
また、キャンピングカーをキャンプ場ではなく道の駅や高速道路のSAなどでの車中泊をメインに利用する場合は、基本的に荷物は各自の個人の持ち物と着替えなどで十分なのですが、私たちはキャンプ場でタープやシェルターを設営して、椅子、テーブル、火器などを使って調理したりするため、それなりの荷物量になります。
私たちの場合はバンクベッドで私が就寝するため、私個人の荷物はバンクに、奥さんは後部2段ベッドの2階部分で就寝するのでベッド上部の収納部に個人の荷物を収納しています。
あと、愛猫虎次郎君のトイレ、およびキャンプ道具や大きめの食器類などは後部ベッドの1階部分とさらにその下の貨物室に収納します。
これだけで車内はほぼ満載状態となります。
積載量を増やすためにバンクを完全に貨物室として使い、私が寝るときにダイネットのシートをベッド展開してそこで寝る手もあるのですが、就寝のたびにベッド展開するのはかなり面倒ですし、ただでさえ車高が高くて不安定なキャンピングカーのバンクに荷物を積んで重心を高くするのは、安全面でもかなり不利なのでそれはしないようにしているわけです。
QUECHUA MH500
そんなわけで、出先で楽しんだ後の機材撤収時は、積み込みに苦労するほどではないものの、極めてスムーズに収納出来ているわけでもなく、可能であれば荷物の容積を減らし、貨物室に余裕を持たせたいといつも思っていたのです。
そんな中、とある記事でデカトロンから収納時に非常にコンパクトになるハイバック型の折りたたみ式ローチェア「QUECHUA MH500」が出たというので早速購入してみました。
ローバックは元々あったようで、ハイバックタイプが新商品として発売されたようです。
基本的なデザインは、折りたたみ式ローチェアの代表とも言える「Helinox」とよく似ていますが、価格が約半分の7,990円(税込み）です。
これを「Helinox」のコピーと取るかは各の判断となると思いますが、フレームの構造などを細かな点を見る限り、コピー品には当たらないと思いますし、仮にこれがコピー品となるなら現在流通している「Helinox」に酷似している殆どの製品は確実にコピー品となるでしょう。
さて、オンラインショップでの注文から4日後に商品が到着しました。
開梱した最初の感想は
「小っさ！」
です。
すでにこの手の商品をお持ちの人から見たら「何を今更」と言われそうですが、初めて見る私たちにとってこの小ささは笑っちゃうほどでした。
早速組み立ててみます。
下部のクロスしているフレームが「Helinox」と大きく違うところですね。
このクロスしているフレームのおかげで、重量的には「Helinox」より若干重いかもしれません。
取り扱い説明書は付属していませんが、アルミ製のパイプは全てショックコードで繋がっているので、組み立てに迷うことは全くありません。
各パイプの先端を座面裏側の四隅に設けてある受け口に差し込めば組み立て終了です。
座ってみた感じは、パイプの先端から座面が吊り下げられている状態なので、イメージとしてはハンモックに近いと思います。
肘掛けは付いていませんが、座面に包み込まれるような感じで座り心地はなかなか良いと思います。
また、座面の左右がメッシュで出来ているので暑い日も蒸れにくいと思われます。
写真には写っていませんが、通常の椅子で肘掛けに当たる部分の裏側あたりに、小物やペットボトルなどが収納できるポケットが付いています。
耐荷重が110kgもあり保証期間が3年間と言うのも嬉しいですね。
組み立てて座り心地を試した後放置していたら、なんと愛猫の虎次郎君がちゃっかり
「ここ、なかなか座り心地ええやん」
って感じでリラックスした後
爆睡モードで完全に占拠されてしまい、使い心地の良さを証明しているようです。
極めてコンパクトな収納
今まで使っていたスノーピークとコールマンの椅子を畳んだ状態で比べてみました。
長さでおよそ半分、太さは2割減と言う感じで今までの椅子2脚をMH500に置き換えることで、かなりのスペースを節約出来ることとなりました。
また、従来の椅子は畳んで収納袋に入れた状態でも、結構ゴツゴツと出っ張りがあって出し入れ時に他の収納物に引っかかっていたのですが、MH500はほぼ円筒型なのでそれもありません。
また、小さいので縦に収納したり、ちょっとした隙間に入れることも可能です。
これを機に、今まで積み込んでいた他のものも見直そうと思うようになりました。
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