キャンピングカーを買うまで #5

納車へ向けての手続き

正式な注文を済ませて待つこと約半年、納車が8月28日に決定してからは一日千秋の思いで待ち続けました。

日本では駐車場の確保ができなければ車を所有することができません。
幸い、うちのマンションには駐車場の空きがあるため車庫証明もすぐにとれました。

マイカーローンは信販会社？それとも銀行？

納車が近づいてきたら、いよいよマイカーローンの申し込みです。
6月のことです。
納車が8月なのにもうローンの申し込み？と思いましたが、これは事前審査を兼ねており、審査が通過した後は納車に合わせて契約時期をスライドしてもらえると言うことです。

信販会社のローンとは別に銀行のマイカーローンの検討もしたのですが、やれクレジットカードを作ると金利が下がるとか、保険に加入すると金利が下がるとか、他にも金利引き下げのオプションが多くてなんだかめんどくさい。

逆に言うと「保険契約するなら、クレジットカードを作るなら金利を安くしてやる！」などと、なんとなく高飛車で抱き合わせ商法みたいな交換条件を出してくる点が、上から目線みたいに感じて実に不愉快です。

しかも、計算してみたらクレジットカードを作ったり保険に加入たりして、銀行が勧めてくる条件をすべて飲んだとしても信販会社のほうが全然金利が安いではありませんか！保険なんて要らないし、クレジットカードもこれ以上は要らない。
キャンピングカーを買うのに必要ないものまで契約するのってどうなの？銀行によるかもしれないのですが「もう、銀行はいいや」ってなりました。

さて、ここで不安というか疑問が。
万一、本当に万一、もしもローンの審査が通らなかったら注文したAMITYはどうなるのでしょうか？（なんか、とんちんかんな疑問と不安）
自動車にはクーリングオフは使えないはずです。
担当の宮川さんにたずねたところ正確な言葉は覚えていませんが、早い話万一キャンセルみたいになっても、キャンピングカーをすぐにでも欲しい人はたくさんいるので問題ないと言うこと。
なるほど！
でも、納車目前でダメでした！なんてのはあまりにも悲しいです。

ナンバーと納車日が決定

不安とは裏腹にローンの審査はあっけなく通過して、納車の約1ヶ月前にはナンバーが決まったとの連絡が来ました。
納車に現実味が帯びてきます。
もう少しでキャンピングカーのオーナーです。

ナンバーが決まった通知が来てしばらくして、さらにうれしい連絡が来ました。
当初の納車日が8月28日だったのですが、1ヶ月近く早まって8月3日に決定。
なんと！お盆休みに間に合うじゃないですか！
本当は8月4日の納車が日曜日なので良かったのですが、奥さんがその日は仏滅だからやめましょう、3日は先負だから午後に行動すれば吉と言うので3日午後に決めました。
宮川さんには「自宅までお届けします」とおっしゃっていただいたのですが、自宅から30分程度の距離なので宮川さんの手を煩わせるまでもないと思い、自分で受け取りに行くことにしました。
それに、キャンピングカーを自宅で納車だなんて、なんだか近所の目が気になりそうでしたし。

早速お出かけの計画を立てますが、お盆はどこのキャンプ場もいっぱいでとても予約は取れません。当たり前ですよね。
ま、お盆はどこに出かけても混雑するので潔く出かけることはやめにしました。ただでさえ行楽地へ向かう車が多い時期に、慣れないキャンピングカーを運転して事故を起こすのもあまりにも残念すぎますし。
とは言う物の、やはり出かけたい。
と言うことで納車翌日の8月4日に、兵庫県加古川市にある「権現総合公園キャンプ場」へデイキャンプに行くことにしました。デイキャンプの予約は簡単に取れちゃいました。
こうなってくると、一日千秋どころか、半日万秋みたいな心境です。

いよいよ8月3日、納車の日です。
仕事中も気になって仕方がありません、はやる気持ちをおさえつつAtoZに到着。
我が愛車ピカピカのAMITYちゃんとご対面！
一通り外観チェックや内装と各機能の説明を受けて納車の儀は終了。
奥さんも一緒に乗せて帰りたかったのですが、来るときに乗ってきた車に乗って帰っていただきました。
交通量の多い道路に面していましたが丁寧な誘導のおかげで無事出庫、最初はかなり緊張しましたがすぐに慣れて無事我が家に到着。

日付が変わり、今日はデイキャンプの日です。
空は晴れ、快適なお出かけ日和です。
このキャンプ場は、ペット禁止なので愛猫くんはお留守番です。
キャンプ用のテーブルと椅子、お茶やコーヒーが飲める程度の食器を積み込んでお出かけです。
高速道路は混んでるので（やっぱり遠出しなくて良かった）下道を1時間半ほど走って到着。
テーブル、椅子をおろしてオーニングをセットして準備完了。
本当なら簡単なお昼ご飯でも料理してみたいところですが、納車の翌日ですから全くその準備もできていません。味気ないのは重々承知ですが、お昼ご飯はコンビニ弁当で済ませます。
くつろぎながら出てくる会話は、最初の泊まりがけの旅行はどこに行こうかなどと、キャンピングカーでの旅行の話ばかりです。
あっちも行きたい、こっちも行きたい、もう時間が足りません。「ああ、幸せ」